香箱ガニ。
金沢では「香箱ガニ」、福井では「セコ又はセイコガニ」、山陰では「こっぺガニ」、と言いますが全部同じズワイガニの雌の事です。ちなみに雄は金沢で「加能ガニ」、福井は「越前ガニ」、山陰では「松葉ガニ」と言います。雌ガニは雄ガニの４～５分の１ぐらいの大きさしかありませんが。これで十分な大人のカニなんですよ。皆さんのお口に入るまでには７～８年、雄ガニなら１０年近く成長するのにかかります。香箱ガニの魅力は何と言っても「内子（うちこ）」という甲羅の中にあるカニの卵巣部分です。雄ガニに比べると小さいので食べるのにも手間がかかりますが、食べられた方は皆さん「美味しい！」とおっしゃいますよ。残りの漁期も４０日となりましたぜひ期間中に食べてみてくださいね。カニと聞いて「高いかなぁ～？」と思われる方も多いと思いますが、雌ガニは雄に比べ値段も手ごろですよ。当店ではその日の仕入れ値にもよりますが１杯２．０００～３．０００円と思っていただければ十分です。
例年なら今日が金沢で初雪を観測する平均的な日だそうですが、今日は気温が２０℃近くまで上がっています。「暑い。」と言うのはさすがに大げさですが１１月末なのに「暖かい。」と言うには十分すぎる日です。まだまだスタッドレスタイヤの出番はなさそうですね。週間天気も雪❄マークは出て来ていません。市内の紅葉もまだ見られますよ。