昨日、能登で揚がった本鮪です。昨日は３０本ほど獲れたみたいです。数が少ないとほとんど東京方面に取られてしまいますがたくさん獲れた日は金沢の市場にも入ります。

写真の本鮪は５０Ｋｇぐらいです。ちょっとわかりづらいですが隣の魚屋のお兄さんと同じぐらいの大きさはありますよ。ちなにみこのマグロで一本２２２．６００円でした。「安い！」けど「誰が丸ごと一本買うねん！」って感じですよね。魚屋の社長も冗談半分で売ってましたよ。もちろんこれから解体して何軒かのお店が少しずつ買っていきますよ。

当店はもう少し大きい形の本鮪を入れました。地物の本鮪は脂はしつこ過ぎず、食べた時に何とも言えない旨みがあるのが特徴です、一度ご賞味あれ、きっとお客さんを満足させる味ですよ。

　　輪島港の目鯛です、今日は６㎏の大きいのが入りました。当店ではこれを味噌漬けにして焼き物で食べてもらいます。今日の目鯛ならお刺身でもいいくらいの鮮度の良さです。その魚を焼きものにするんですからおいしいのは間違いないですよ。脂ののりも最高ですよ。ノドグロほど値段もはらないので安心して食べれますよ。

　鱧や岩ガキなんかもいいのが入ってますよ。あとはメジ鮪、甘海老、アジ、梅貝などなど、順調に獲れています。

 　今日から金沢市の祭り「百万石祭り」が日曜日まで開催されます。加賀藩祖の前田利家が６月１４日に金沢城に入場したのを記念に行われるお祭りです。今日は夜に加賀友禅灯ろう流しが当店から徒歩３分の浅野川で開催されます。明日はメインの大名行列が午後２時頃から金沢駅前を出発します。今年の利家公役は俳優の永島敏行さん、妻のまつ役に熊谷真実さんがゲストとして参加されます。２時間ほどのなかなか見ごたえあるパレードですよ、お時間のある方は一回見てみてください。

　　金沢港からヒラメ、瀬戸内海の鱧が入りました。七尾のトリ貝やサヨリの時期も終わりこれからは夏の魚がおいしくなってきますよ。代表的なものでは鯵、鱧など、地物の万寿貝や天然岩ガキ、アワビなんかも出てきてます。

　鱧は何といっても京都が有名ですね。鱧という魚はものすごく生命力があり頭を切り落としてもニョロニョロと体が動いているくらいです。昔の輸送や冷蔵技術がよくないころに京都まで運んでも死なない生命力の強い鱧に京の料理人が目をつけたのでしょう。夏場に京都まで運んでも鮮度の保てたおいしい鱧ですが小骨が多いのが問題でした。そこで考え出されたのが「鱧の骨切り」です。鱧の身を数ミリおきにきざんで皮一枚だけを残すなかなか難しい料理法です。最近ではではグルメ番組なんかでも見る機会がたまにありますね。骨切りのあとさっと皮を熱湯にくぐらせて氷水でしめます。きざんだ大葉と梅肉で食べます、暑くなるこの時期にさっぱりとしてておいしですよ。

他の魚も順調に入荷してますよ、甘海老、赤イカ、梅貝、鯵、地物の生鮪も今日入りましたよ。

　　上のがメジ鮪、下の２本が鯵です。

メジは今の時期が脂がのっておいしいですよ。刺身、握り、皮を炙ってタタキにしてもいいですよ、私は特にタタキをお勧めしますよ。「うまい！」ぜひ食べてみてください。

塩屋の鯵もいいのが入りましたよ。今日の鯵は８００ｇもありますよ。今から夏にかけてがおいしいですよ。これも刺身、握り、刻んだ大葉、ネギと混ぜてタタキにしてこれを生姜醤油で食べるのもいいですね。

甘海老、梅貝、ヒラメ、赤イカ、紅ずわい蟹なんかも順調に入荷していますよ。

  今シーズン最後のトリ貝の入荷がありました。５月３１日で禁漁になりましたので。本日の入荷でおしまいです、今日は８枚入りました。これで来年までおあづけです、お昼の営業で１枚出ました、お早めに。七尾の子持ちシャコも少し入りました。

写真の左上から、梅貝、赤貝、子持ちシャコ、富山の紅ズワイガニ、トリ貝、下は地の万寿貝と福井県三国のジャンボ甘エビです。ヒラメや赤イカ、穴子などもいいものが入ってますよ。

今日から６月ですね、そろそろ岩ガキや鱧（はも）なんかも美味しくなってきますよ、時期をみてまた仕入れますね。「お知らせ」を楽しみにしててください。